1.仕事を続けていくうえで出てくる悩みの原因は?
- 仕事が面白く感じられない
- 何だか少し違う気がする
- 今の仕事って本当に自分がやりたいこと?
- 今の仕事をこのまま続けても良いのだろうか?
- 他にもっといい仕事があるのでは?
なぜこの様な悩みが出てくると思いますか?今回のこのブログが悩みを少しでも軽減するためのヒントになればと思います。
1-1.仕事をテーマにして悩みの要素を分解して考えてみる
(1) 悩むのはなぜか
「悩む」という事は、色々と考えているけど良く分からない、情報がない、決められないなどから来る不安感から悩みが始まるのではないでしょうか?余り物事を考えない人は悩みが少ないと思います。
(2) 分からない事は何か
それでは悩みの根源になっている「分からない事」とはなんでしょう?内面なのか、外面なのか、人の事なのか、環境なのか、悩みの内容によって「分からない事」は千差万別かもしれません。
(3) テーマを絞って考える
ここでは、仕事をテーマにして、職業選択を行う上で何がわかれば不安感が和らぎ悩まなくて良くなるのかという視点で話を進めていきたいと思います。
1-2.知るべきことは?-自分自身の理解-
仕事をテーマにした時に知るべきことは何でしょうか
貴方は仕事を選ぶとき何を基準にしていますか?
会社の福利厚生、給与、働く環境、勤務地など外的環境はとても大切ですが、これらの外的環境を見て良し悪しを決めるのは自分自身です。即ち自分自身の価値観が決めるという行為に大いに関与してきます。それでは、貴方は自分の事をどこまで理解しているでしょうか?以外と理解していない人が多いのが現実です。
まず初めに知ることや理解することは「自分自身」ではないでしょうか、
その次に職業の種類や特質、どんなスキルが必要なのか等に進めば良いのではないかと思います。
2.”自分の事を知る”ためにやること
(1) 今現在、何に興味があるのか考えてみる
趣味や地域の取組み、社会問題、スポーツ何でもいいのでご自身の興味に関して書き出してみてください。
(2) 過去どんな事が楽しかったかを考えてみる
過去の自分の棚卸しをしてみましょう。幼稚園、小学校辺りから振り返って見ると忘れていた自分の興味が思い出されてくると思います。
(3) 自分で過去に諦めた事を思い起こしてみる
興味はあったけど、何らかの理由で諦めた事はありませんか?
今だったらどうだろう?といった事を考えながら思い出してみてください。
(4) 過去・現在の振り返りのまとめ
思い出されたら、1枚のチャートにまとめて書き出すと自分の過去から現在に至る全体像を見ることが出来ます。買い出したチャートが自分自身をより良く理解するための助けになるはずです。
3.自分の傾向を知るメリットと手段
3-1.自分の傾向がわかると何がメリット?
自身のパーソナルタイプを知る事で、どの様な職業が向いているのか?、興味を持てる仕事はなにか?が見えてくるので、自分に適性のある仕事を探しやすくなります。
3-2.どんな傾向を知れば良い?
- 1つ目は、パーソナルタイプ
- 2つ目は、ご自身の保有するスキル
- 3つ目は、ご自身の持っている価値観
3-3.傾向を理解するために活用したい無料サイト
実はあまり知られていないのですが、厚生労働省が作成した無償のサイトがあります。2種類ありますのでご興味がありましたら閲覧してみてください
マイジョブ・カード

厚生労働省 マイジョブ・カード https://www.job-card.mhlw.go.jp/
jobtag

厚生労働省 jobtag https://shigoto.mhlw.go.jp/
これらのサイトでは、職業の種類や必要なスキル、その職種に就業するためのステップ等も確認することが出来ます。ご自身のパーソナルタイプやスキルに適合性のある職業の検索も出来るので、広く多くの情報を得ることが可能です。
4.将来のことを考えるポイント
4-1.自分の事は分かってきたけど将来と繋がらない?!
なんとなく自分の事も分かってきたけど、まだボヤっとしているし、「将来といっても具体的なことは描き切れない」という状態になるかもしれません。それはその通りなのです。将来ってまだ先だから今現在を先ずはどうするか、その先に考えが変化したり、興味も広がったり、異なる興味が出てきたりします。固定化せずに柔軟に、毎年ご自身の棚卸しを行うつもりで、考え続けていく事が大切です。
そもそも将来ってどうやって考えるのだろう?という疑問も湧いてくると思いますが、1人で考えすぎず、人と話をしてみると以外と考えがまとまってくる、更に新たな気づきが得られると思います。
「貴方にとって信頼できる人」に話してみてください。
キャリアコンサルタントに相談してみるのもいいかと思います。
4-2.将来を考えるポイント
(1)ゴール設定を何処に置くのか
長期的に考えるのか短期的に考えるのか?人によって考え方をは様々と思います。
長期的に考えてバックキャストで今時点何をすべきか考える人もいますし、短期的に考えて達成したら次のステップを考えていくやり方もあるでしょう。
ケースバイケースとは思いますが、1つの目安として、将来像がある程度明確な場合は長期的に考えて、将来はまだまだ変化がありそうであれば短期的に考えて進めてみるのが良いのではないかと考えています。
(2)短いサイクルで見直しを行う
計画を立てたものの予定通り進んでいない、進みが悪いから結局は諦めてしまうといったケースはよく見られます。
予定通りに進めることよりも継続する事の方が大切です。一度諦めてしまうと、再開する事は難しいですが、大幅に予定から遅れていても続けていれば、前進はしているので、速度の調整をする事で対応ができるのです。予定は様々な外的・内的要因で変動する事を念頭に置いて、短いサイクルで見直しをすることが良いでしょう。
5.まとめ
自己実現が出来る将来像と仕事との繋がりについて簡単に記載しましたが、一番大切な事は、「自分を知る」事です。自己中心的になってはいけませんが、自分を知り、ご自身の考え方を大切にしてこそ自己実現に繋がっていきます。貴方の自己実現が社会の発展に寄与する事が出来れば、とても住みやすい世の中になるのではないかと思います。