定年後の現実

定年後の過ごし方の現実-イメージのギャップ-

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1.定年後ってどんなイメージ?

皆さんは定年後の生活をどの様に考えていますか?
今まで忙しかったからゆっくりと悠々自適の生活をしたい、今までやろうと思っていて出来なかった事に、時間を気にせずに取り組んでみたい、などなど少し余裕をもった生活を考えていたり、仕事は続けるけど、アクセク働くのではなく、生活とのバランスを考えてゆとりのある働き方をしたい、または自分のスキルを活かせる会社に転職をしてみたい、どうせなら独立してみるのもいいなぁ、などいろいろな事を考えられているのではないでしょうか?まだ具体的ではないけど今よりも楽しく過ごせるイメージを持たれていると良いですね。

1-1.定年した人に話を聞いてみよう

同じ社内の方でも良いし、ご近所さんでも良いと思いますが、定年した人に話を聞かれた事はありますか?
定年前のイメージと定年後のイメージは同じだったでしょうか?

2.定年後の過ごし方のイメージのギャップ

多くの定年後の人に聞き取り調査を独自に実施しました。
その結果、調査対象者全員が、ギャップがあったとの回答になっています。
なぜだか皆さん、こんなはずではなかったと言われています。
なぜこの様なギャップが発生するのでしょうか?
いくつかの定年後の過ごし方のギャップの事例がありますので、簡単にご紹介します。

2-1.再雇用のギャップ

同じ会社での再雇用を選択し、自分の今までの知識を活かして後輩指導を行うはずが、相談にも来ない、話をしても嫌がられる。結果浮いた存在になり、何もすることなく社内でネットサーフィンの毎日。一見楽そうに見えますが、実際にその立場になると、やる事がなさ過ぎてとてもつらい。

2-2.転職のギャップ

長年勤めていた会社は、大手企業、役職にも付いていたので、今までの実績を買ってもらえる中小企業から引く手あまたと思い取引先の知人に声がけをしたけれど。。。
口当たりの良い返事はあるものの、具体的な仕事内容の話にもならず、就職も出来ない。だんだん焦りが出てきてしまう。

2-3.悠々自適のギャップ

今まで忙しく仕事ばかり休日も出勤していたので、自宅でのんびりと妻孝行をして一緒に色んな所に旅行に行きたい。きっと喜ぶと思う。と考えていたけど、2ヶ月くらいしたら飽きてきて、しかも妻は「自分のペースがあるから」と、一緒に旅行に行きたがらない。仕方なく仕事を探し始めるもののなかなか見つからない。

3.なぜ定年後の過ごし方のイメージのギャップが起きるのか?

紹介した事例は異なる様に見えますが、共通している点があります。何か?ポイントは3つあります。


ポイント1.ご自身の理解が不足している

自分の持っているスキルは何か、キチンと棚卸しが出来ていない
具体的に何ができるのか、価値は何かを理解出来ていない。

ポイント2.求められている事を理解していない

相手が何を求めているのか?求められている事を提供出来るのか、提供するためにはどうすればいいのかを考えられていない。

ポイント3.自分の今後のプランを具体的に描けていない

会社から与えられた、指示された仕事をがむしゃらにこなしてきた為、自分が何者か、どんな事をしたいのかを考える事なく過ごしてきている。

4.定年後の過ごし方のイメージのギャップを埋めるためにどうすべきか

自分を知る事から始めていくことが一番良いです。
過去の自分自身を振り返ってみて、得意だったこと、好きだったこと、夢を持っていたが諦めてしまったこと等を再確認してみましょう。もちろん今現在興味のある事、将来的に取組んでみたいこと等も併せて自分自身を見つめ直して欲しいとも思います。
その後は、自分自身が持っているスキル「えっ、こんな事?」と自分では思うかもしれませんが、他人から見ると貴重なスキルである事が多く見られます。今までの実績から細分化して棚卸しをしてみてみましょう。
自分が分かりスキルがはっきりして来ると、出来る事これから取組みたい事を語ることができるはずです。知人に対して是非ともお披露目して欲しいと思います!ここからが第一歩となるはずです。思い立ったが吉日、直ぐに取り組んでみてください!

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定年後もいきいきと生活するためにはどのようなスキルや何からはじめたら良いのかはわからないものです。国家資格であるキャリアコンサルタント保持者がそのお手伝いをします。まずはお気軽にお問い合わせください。

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